和参梵。 ヤイマゲ ハズィミィティ クゥイタユー! 5 忍者ブログ
自由人の遊び場。
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 八重山5日目。今回の旅の折り返し地点です。そして3日間過ごした西表島とさよならする日。
実はこの前日に台湾近海で台風が発生して、うおぉぉい!!ってなってましたが、無事に逸れてくれて、若干波はあったものの船も通常運航してくれました。いやぁ、島にいて台風が発生した、ってニュースが入ると集落じゅうの観光客が騒然となりますからね(笑)しかも台湾近海とかいったらもう八重山からは目と鼻の先。全国の天気予報みたところで、南の果ての島の状況なんてミリ単位も報道してくれません。報道するとしたら「上陸して大きな被害が出た時」か「関東地方に近づいて」はじめて報道するもんな(皮肉)。なので、商店の人が進路状況をプリントアウトして店に張り出してくれたり、スマホ持ってる人が情報提供してくれたり、台風前になると不思議な連帯感が生まれるwあと、米軍予報の方が当たるという・・・w

 この日は朝の1便で石垣島に戻って、その足で次の滞在先の黒島に向かいます。
朝、お見送りをしてくれたUさんご家族との別れはほんまにつらかった(涙)。同じように沖縄を愛して、そんな人たちと過ごせたから短い時間だったけどものすごく充実した西表滞在だった。石垣島に戻る船の中で、これ、ほんと漫画みたいなことなんですが、突然涙出てきて「うわわ!何これ!」ってなったのは自分の一番正直な部分だったんじゃろうなぁ。遠ざかって行く東洋のガラパゴスを見ながら絶対また来てやる!って心に誓った。事実、今回私が見て周ったのなんて島のほんのごく1部分で、この島では無限の発見があります。多分1週間まるまる居ても飽きないと思う。島がどんどん遠くになっていって、気付いたら石垣港に到着してました。いや、西表島デカいから、石垣島からも普通に見えるな・・・(笑)いつでも来れるわww

 んで、気持ち切り替えていざ黒島へ!!黒島行きの便にギリギリすべり込みで乗せてもらって約20分の船旅です。
IMG_1240.JPG 黒島港に着くと、この日1泊お世話になる民宿あーちゃんのオーナーさんが迎えに来てくれてましたー。このオーナーさん、気さくで面白くて、それでいてほどよい距離感を保ってくれる素敵なオーナーさんでした。この民宿が人気あるのもオーナーの人柄だよなぁ。
宿に向かう途中、折角だからといって、島をぐるりとドライブしてくれながら島のお話を色々してくれてたんですが、突然、道路を横切る黒い影が!!
クジャクの親子だったよ!!着いていきなりクジャク見れたよ!!

IMG_3878.JPGこの黒島、実はクジャクがたくさん生息してるんですな。なぜかというと、その昔、八重山のとあるリゾートホテルで飼育されていたクジャクが島から飛び出し、偶然降り立った黒島の環境がクジャク達にあったらしく、そこで繁殖・野生化して今にいたる、ってことらしい。しかしながらこのクジャク、農作物を荒らしたり、八重山の固有種の生物を食べてしまうなど、かなりの悪者というか、害獣ですwなのでここ黒島では駆除の対象になってます。「食べたらいいんじゃないですか?」とオーナーに聞いてみたところ、肉がマズイとかwうーーん、あんまり美味しそうじゃないわなクジャクって・・。島内をサイクリングしてると、画像のように木の下で群れてる姿をよく目にしますよ。なかには幸運の白いクジャクもいるらしいけど、幸運だろうがなんだろうがそこは害獣(笑)本人達も、害獣扱いされてるってことをわかってか、人の気配感じると一斉に逃げ出します。近くで見ようと追い掛け回したけど、全然ダメだった・・・ハァハァ・・・(なにやってんのこの人)。

IMG_3924.JPG あと、黒島といえば、牛!ここで育った肉牛用の黒毛の子牛が後に松阪牛やら石垣牛やらのブランド牛へとなるそうです。毎年黒島牛まつりというあって、抽選で牛が一頭当たるらしいよw
 子牛と母牛がのんびり過ごす光景を見てほんわかしてたらすかさず「お母さんはハンバーグ、子供はステーキさ~」と言われ、わぁぁぁ!!(涙)となった・・・。今言わんでくれよ!!(死)生きるって、残酷だね・・・わかっちゃいるけど(泣)
 クジャク、牛、ときてあとカラス!カラスもめちゃくちゃ多い!しかもやはり鳥類にとって黒島の環境があってるんだろうか、ものっすごく生き生きしてる上に賢い!!カラスが賢いってのはわかってるけど、黒島のカラスは例えるなら反抗期にグレた中学生のようだ(笑)とにかく奴らは連携プレーで人間に悪さするんですよw面白いから観察してたんですが、ある観光客がビーチに荷物を置いて泳ぎに行ったのを見計らって、1羽が偵察を、1羽が観光客の動きを伝達、1羽がリュックを支える、そしてもう1羽がリュックのチャックを開く、というすごい光景をみた(笑)んで、めでたくリュックの中の荷物を引っ張り出して4羽であさってるという。すごい・・・。なんと悪い!!しばらくして、海からあがってきた観光客の「キャー!荷物がー!!」という悲鳴が仲本海岸にむなしく響いていました・・・。・・・・荷物あさられてるの見ながら教えてあげないお前も相当な悪だって??
758f2e33.jpeg いきなり動物の話題からはじまった黒島ですが、この島、とにかくのーーんびりとしていて、緑の草原がどこまでも続く、まるで北海道のような景色なんですね。八重山の島々はどこも個性的とは聞いてたけど、なんとも牧歌的なところ。この日はスノーケルの穴場の仲本海岸で遊ぼうと思ってたんですが、やっぱり台風の影響で波が高くて泳げなかったー。なので島内サイクリング。けっこう大きな島なので1周するのはキツい。でも途中でクジャクの群れを追い回したりカラスの観察したり、ああ、牛旨そうと考えながら黒牛をなめるように眺めるのはとても楽しかったですwww

IMG_1256.JPG そしてーー、黒島で忘れちゃいけないのがウミガメ!黒島にはウミガメの研究を主な活動としている「黒島研究所」があり、そこではウミガメの産卵、標識放流などの生態調査を行ってるんですね。集落の近くにあって誰でも気軽に入れる施設になってますよ。んで、夏休み期間は「ウミガメ勉強会」なるものを開いているってことで参加してきましたー!
研究所内、カメが・・・カメが・・・ぎょーさんおるーー!!ちっちゃいのがぎょーさんおるーーー!!なんか、ミドリガメの飼育でもしてるかの如く、普通にその辺にいっぱいいる(笑)もちろんエサやりも出来ますよ~。リクガメと違って目がくりくりしてて・・・アガァァ!!ちゃわゆいッ!!(鼻血)

IMG_1302.JPG ウミガメ以外にも、サメとかハブとかヤシガニとか、オニヒトデもいたな。小さな研究所だけど、マニアックなものがギュっと詰まった場所。はぁはぁ言いながら子ガメたんの水槽に張り付いてたら、勉強会始めるから集合してくださーいと呼ばれ、会議室の方へ。うすうす感じてたけど、大きいお姉さん、わし1人だたアルよw他、全員、ファミリーだたアルよwwそんな肩身の狭いなか、勉強会がはじまります。この日は、東京の大学からウミガメの研究をしてる学生さんたちが来ててその方たちが講師になってくれました。1人、楽し〇ごに激似の学生さんがいて思わず吹いたw
 内容は、世界に生息するウミガメの種類、実際にウミガメの骨格標本を使った説明、ウミガメの生態などなど、大人でもじゅうぶん勉強になる内容でした。中でも、ウミガメの産卵についてを物語にした紙芝居が、なんか妙に泣けた(涙)紙芝居してくれた研究所の方が「この絵は、僕の彼女が描いてくれました」とノロけてましたが、そこ、今言わなくていいからww
IMG_3859.JPG会議室での勉強が終ると、次は外に出てこの日放流するウミガメの身体測定タイムです。今日のクランケ(笑)はアオウミガメ君ですよー。豆知識ですが、ウミガメの中でもアオウミガメは特にキレイ好きらしく、いつもヒレで甲羅の掃除をしてるんだとか。たしかに、研究所にいた子たちも常にヒレで甲羅をサッササッサ磨いてたわ!
 体重・体長を測り終えたら、いざ放流しに近くの海岸までみんなでエンヤコラと運んで行きます。流石ウミガメ、陸ではマグロというかまな板の上の鯉状態でしたが、海に放した途端弾丸のように泳いでいなくなったw大きくなりーよ~。ビニール袋とか食ったらあかんよ~。

IMG_1297.JPG無事放流を終えて研究所に戻ってきて、待ってました!おさわりタイムです(笑)ほんとにさわり放題写真撮り放題です。研究所の学生さんたちも「¥300(入館料でこんなにべたべたさわれるとこありませんよ~」と言ってたwそれにしても、彼らのカメに対する愛をひしひしと感じたw好きなんだなぁ。きっと、彼女よりカメ、嫁の出産よりカメの産卵なんだろうなぁ・・・。好きなものを研究できるって幸せだね。
 さて、せっかくのおさわりタイム、まっつも片っ端から子ガメ中ガメ大ガメとさわりまくったぜよ!子ガメちゃんはちっちゃいガメラってかんじでちゃわゆいvvv中ガメも手に持ったら一生懸命ピチピチしてかわええわぁ(鼻血)しかし30cmオーバーになってくると、そのヒレピチピチが結構な威力のビンタ攻撃になってバチバチ殴られて痛かった(死)大海に出るんだもん、力強くないとな!強く生きろよ!
ほんとに貴重な体験をさせてもらい、子供はもちろん大人にとっても勉強になること間違いなしの施設なので、八重山におこしの際は是非足を運んでもらいたいですね。売店で売ってる「カメロンパン」が美味いらしいよw私食べてないけど。あと、夏休み期間は、ナイトミュージアムと銘打って、研究所を夜も開放して夜の生物の研究会も開いてるそうですよ。運がよければウミガメの産卵にも立ち会えるとか。

IMG_3896.JPG 黒島の見所といったら、黒島研究所、仲本海岸が有名ですが、個人的にツボスポットだったのが、この伊古桟橋。黒島港から東にチャリで15分くらいこいだところにある、以前使われていた桟橋です。はじめは木造だったけど、台風の被害にあい作りなおされたものなんですが、それもまた台風の被害に何度もあいボロボロになってしまっている。・・・・廃墟好きにはたまらんッ!(グッ)www美しい景色の中にある廃墟って、儚いというか諸行無常というか、一種のロマンがある。特にこの橋の朽ち方がいいんだよな~。先端の方へ行くと大きく崩れている部分があって、端っこまで行くのはけっこう危険ですよ。で、その朽ちてボロボロになったところにカニが住んでる・・・・ああっ!イイっ!!(変人注意)この真ん中のヒビの入り具合といいモルタルの劣化部分の色のまだら具合といい・・・イイっ!!!
IMG_3966.JPG 夕方、夕日見物&シーグラス拾いに、昼間ウミガメを放流した、集落近くの保慶海岸まで散歩に行きました。昼間は潮がひいてたけど、この時は完全に満ちてました。
ここでも、私以外にだれもおらず、プライベートなサンセットを満喫することが出来ました。シーグラスもけっこう落ちてたな。台風が完全に逸れたとはいえ、波は依然荒く、自然のすごさというか台風のすごさを感じたなー。

IMG_3962.JPG 宿の近くでつないであった子ヤギちゃん。人懐っこくてかわいい子でしたが、・・・・食材なんだろうな・・・沖縄なだけに・・・(涙)
 あ、今回お世話になった民宿「あーちゃん」ですが、離島の民宿だけど1部屋1部屋が独立していてそれぞれがバス・トイレ付きというなんともお得な物件でしたー。ただし、クーラーはコイン式・・・。
夕方、島の散策から帰ってきて部屋でごろごろしてたら、中庭からオーナーが「夕飯ですよー」と呼んでくれるのがなんとも、ほんわか。食事は広間でみんなで食べまする。この日の宿泊客は、家族・家族・ヤングカッポー・一人旅のおっちゃん・ワシ だったので、当然のごとくおっちゃんと仲良くなったさ(笑)このおっちゃん、関東在住だけど以前竹富島に住んでたとかで、八重山についてはそらもうベテラン中のベテランで、島についての裏も表も話をしてくれましたwうん・・・私も沖縄事情については知ってるつもりなんで、島に対して幻想ばかりはもってなかったけど、裏話は結構壮絶でしたw私は沖縄の良いところも悪いところもひっくるめて全部愛してると言い切る自信はあるけど、今回八重山で出会った人たちも、みんなそうなんだってわかってすごくよかった。特に、八重山に来る人たちはディープに愛してるな~と。わたしも早くこのディープサークルの仲間入りをしたいものです。
IMG_1316.JPG 夕飯のあとは、オーナーにおねだりして(笑)夜の探険に連れてってもらった!他のみなさんも巻き込んでw
昼間はクジャクやら牛やら亀やらを堪能しましたが、夜になるとまた別の住人達が活発になります。 まさに、わくわく動物アイランド。ちなみに、昼間行った黒島研究所でこの時丁度ウミガメの卵が孵化してたらしい。
 んで、夜の探険、おめあてはヤシガニ君ですだ!夜になると普通に道を歩いているというから驚きます。いや、そうじゃないよね、ヤシガニ君たちの生活圏に道路を作っちゃったんだよね、きっと・・・。
みんなでバンに乗って捜索していると、オーナーがさっそく発見しましたー!ちっさめだけど、ヤシガニ君ですよ!こんなのが道端にいるなんて、島、すげぇ!(笑)いかにミニマムといえど、迂闊に触ろうもんなら指切り落とされますが、さすが達人オーナー、慣れた手つきで捕獲してくれましたww

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 ヤシガニよりもオーナーのシャツの柄が気になりますね!(笑)体型的にはカニというよりもエビに近いような。でもハサミは立派なカニ。おっきくなるともっと鮮やかなブルーになるそうですよ。
この夜発見したのはこの1匹だけでしたが、見れてヨカッタ!こんな体験普通できんよ!あ、道路を横切るハブも見っけた。まさに、大人の夏休み(笑)それから、オーナーがとっておきの場所といって、昼間私が訪れてた伊古桟橋に星を見に連れてってくれましたー。星は正直、西表島の方がきれいに見えたな。というのも、向こう側に見える石垣島の明かりが明るくて、星がちょっとかすんでしまう。不思議なものです。島の明かりなのに、さらに離島から見るとあんなにも石垣島が都会にみえる。あとはななめよこの小浜島もリゾートホテルが多い島なのでえらく明るかったわー。でも、星よりも、桟橋の周辺に夜光虫がいるのに感激した!初めてみたよ夜光虫!キレイ!
星を見ながら、オーナーや他の宿泊客のみなさんとだらだらとゆんたくする時間はとても楽しかった。島の話したり、けっこうどうでもいい話(笑)したり。その日の朝に泣く泣く西表を後にしたはずなのに、夜にはすっかり黒島の住人になったまっつでした。
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博多っ子。めでたくFTOオーナーと沖縄病・八重山病末期患者になりました。座右の銘は「人生一度きり楽しんだもん勝ち」。
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