和参梵。 波照間の話でもしようか。 忍者ブログ
自由人の遊び場。
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 あれから1ヶ月。
じっくりこっくり考えた結果、やはり夏休みは八重山に行くことにしたまっつです。

ごめん、宮古、キライなわけじゃないんだよ・・・
自炊出来て電化製品全般揃ってて立地良くて自転車乗り放題で、安い、
っていう宿が宮古で見つからなかったんだよ・・・(普通ないです)
ぜいたく言うなら2口コンロがモアベター。

 ってことで、第2の故郷に帰ってきまーーす。別宅あるしな!(笑)
なんか最近、本島の別宅&別荘と八重山の別宅が決定しつつあるなぁ・・・。

 宮古は、伊良部の橋が出来てからゆっくり行くことにしましょーねー。
今年行ったとしても、目当てのANAのタッチ&ゴーはやってなさそうだし。復活するんかなぁ~。


 んで、今回の八重山は、去年のリベンジで波照間に行ってやろうかァ?!(挑戦的)と
息巻いていたんですが、宿がとれず(死)・・・・また来年チャレンジするよ(涙)

 未練がましいわけじゃないけど、去年の夏休みに行った波照間のお話でもしましょうね~。


波照間島、いわずと知れた日本最南端の有人島ですね。
小生、実を言うと、波照間を知ったのはその昔起こった波照間の殺人事件という・・・(死)
まぁあの事件以来、島内での野宿・キャンプを一切禁止、宿の門限厳守などなど
いろいろとあったそうですね。
話はずれたけど、日本最南端だなんてどんだけ時間かかるの!?とか思われそうですが
石垣島から高速船で約1時間と、わりと近かったりするw
ただ、この波照間航路、外海に出るので、ちょっとでも波が高いとすぐ欠航しちゃいます。
実際、わたくしも2泊の予定が、低気圧のせいで翌々日の便が欠航になる確率大と
島に着いたその場で言われたもんで(笑)、急遽1泊に変更しました。
台風のあととか、運が悪いと4、5日欠航になるらしい・・・。

 天候に左右されやすい、レア度の高い、特に台風シーズンのベストコンディションはプレミアものな波照間島。なんといっても海がすごい!涙ちょちょ切れるほど凄い!

 本島の海はきれい、八重山の海は美しい、でも波照間の海はこの世とは思えない色をしてます。
旅人たちのあいだでは「ハテルマブルー」なんて言われてます。
たしかに、今まで見てきた島のどの色とも違う色をしてるんだわ。

 島に着いて、宿のオーナーが迎えに来てくれてからチェックイン。それから自転車借りて集落を抜けると、この景色。
え゛ぇええ!!?ナニこの色!!と叫びながら(本当に)シャシャーーと自転車でこの坂を下って行くと、沖縄随一のニシ浜に着きます。この坂道を降りていく観光客見てたらだいたいが「マジヤバーイ!!」と歓声をあげてましたね(笑)あんまスピード出すとそのまま海に突っ込むからマジヤバイよ。

 防波堤の上からみたニシ浜。
ちょっと信じられない色をしてます。
深いところと浅いところ、そして珊瑚礁のあるところで色が違って、さらに光の加減でも色がどんどん変わっていきます。つまり、一瞬たりとも同じ青じゃない。
まさに自然のエンターテイメント。
一度見たら忘れられないというわけがわかりますなぁ~。

 海の写真まだまだ続くよ~(笑)
盆休み中ってこともあり、ニシ浜はかなりの海水浴客がいましたな。
ちなみに、波照間島内で海水浴が出来るのはこのニシ浜だけらしい。あとのビーチは流れが早かったり複雑だったりするので泳ぐのは危ないとか。

 海の蒼とさらっさらのパウダースノーの砂浜。そして照りつける南の太陽。
・・・・・・・正直、灼熱地獄でした(笑)
波照間はとにかく!日差しが凄い!!砂が白いから照り返しもハンパない!!自分たしか2時間ほどブラブラしてたはずだけど、途中から意識が朦朧として、あまりそれ以降のことを覚えてない(死)
 この写真個人的にお気に入りなんですが、この場所は、ニシ浜からずっと西側に砂浜を歩いて行った先のペー浜って場所になります。今、アホみたいな名前だと思ったでしょ?!www
 ニシ浜の喧騒から離れたくて、朦朧としながら歩いていくと、読みどおり、人っ子一人おらんぜよ!ただしオラのライフゲージも真っ赤になったぜよwwまぁ、いい死に場所だと思うけどね。
 ペー浜はニシ浜よりも浅いのか全体的にエメラルドでしてねー。鏡面みたいで美しい・・・。なんか、海面を歩けそう。

 「ぼーーっと海を眺めて過ごす」というと、そんなわけないじゃん。と信用されなかったりしますが、八重山の海では出来るんです。頭が朦朧としてるのもあるけど(笑)、美しすぎて見入ってしまうというのか。この時ばかりは魚脳になってしまう。3秒前のことを忘れる。だから何か考えてもすぐ忘れるし何か考えようとしてもすぐ忘れる。そうやってふと気付いたら軽く1時間とかよくあることです。
 この時、結局この場所には誰も来なかったから、この極上の景色を世界中でただひとり私だけが眺めてたんだと思うとたまらなく自分の身の上が幸福なものに感じました。
 さすがに、これ以上ここに居たら真面目に死ぬ→宿のオーナーに迷惑かかる、と思いゾンビのような足取りでニシ浜に戻り、いったん宿に帰還しました。その頃には風が出てきて、さっきまでベタ凪だった海面が波打ってたんで、ほんと、ベストタイミングで来れてヨカッター!!
 今回お世話になった、宿ゆったいさん。
オーナーさんは移住者の方だとか。
お宿は新しくてとてもきれいでしたー。クーラーがコインじゃないってのは離島ではかなりポイント高いし、バストイレ付きでレンタサイクルありと、かなり素敵宿でしたよ。ここの宿のコンセプトが「ほったらかす」なので、みんなでわいわいゆんたくしたい旅人にはあまり向かないのかなぁ。一匹狼な自分にはぴったりだったゼ。
まぁ、以前からわかってはいたけど、自分はやっぱゆんたくは向かないのかなぁと。朝とか夕方に写真撮りに出かけるし、泡盛飲めないし、人の選り好み激しいし(笑)でも、2人とか3人とか少人数で深くじっくり沖縄について語りあうのは好きだから、かえってこういうほったらかし宿のほうが助かる。なんでかって、同じこと考えてる人たちが泊まってるわけだからw 
 ニシ浜からよろよろしながら宿に帰り着いて、カップ麺で腹を満たした後は急激な睡魔に襲われ昼寝(笑)ってか、布団にたどり着く前に力尽きてた自分よ・・・。後から教えてもらったけど、波照間では午前中遊んで昼寝して、午後から遊ぶってのが島ライフらしい。ゆるゆるスローライフ。

 午睡のあとは、翌朝には石垣島に戻らないといけないので、ちゃんと波照間島内を周っておこうと思いサイクリングに出かけましたー。
 集落の中には商店が何軒かりますが、この仲底商店は商店というよりもオサレ雑貨店でしたな。外観と中身がまったく違うww店内は撮影禁止でしたのであしからず。手作りアクセサリーや、Tシャツなど、けっこうデザインセンスのあるものがあったな。
あと、奥のカフェーではジェラートが売ってて、ここの名物泡波ジェラートが絶品だった!波照間で売っている泡盛「泡波」はかなり貴重らしくて、本島なんかじゃ10倍くらいの値段で売ってたりします。自分泡盛はよくわからんけど、売れば金になるかも、とか邪な考えのもと何本か買って帰った(笑)
泡波ジェラート以外にもマンゴージェラートとかあって美味かった~。ただ、量のわりにお値段が・・・・島価格かね・・。波照間の中ではかなり異空間(オサレという意味で)ですが、観光客は必ず寄っていくお店ですね。
他の、一般的な商店は最低限の生活必需品と食品、あとお弁当もちょっと置いてます。いかにも島ってかんじ。そして島価格なんでどれも微妙に高いです(笑)仕方ないけどね。でも、波照間の特産品を置いてたりもするのでお土産買うにはいいかも。波照間の黒糖はかなりおすすめ。

 日本最南端の郵便局もありますぜ!
 離島の郵便局ってとてもありがたい存在ですよね。ATMあるからお金の心配もいらないし荷物も送れるし。
あと、この郵便局からお手紙出すと風景印を押してもらえるので記念なんかにいいかも。
入り口のとこになぜかヤギの顔ハメ看板がある・・・。んん・・・それも良い記念か、ひとりだからしなかったけどさ・・。

 最南端の島ってことで、集落から出て島の外環を抜けて行くと「日本最南端之碑」もありますよー。島内最南端づくし(笑)
ただここ、チャリで来るのは猛烈にキツいんでそこまで無理して来なくてもいいような・・・。波照間自体が最南端なんだし。ここから集落に戻るときはゆるーーい上り坂がひたすら続くので吐きそうになった(死)
波照間の道はなかなかにアップダウンがある、というか集落が島の一番高いところにあってそこから他の場所に行くと必然的に帰りが地獄という(笑)あと道が入り組んでて迷う迷う・・・。

 こちらは星空観測タワーです。
波照間といえば南十字星らしいけど、天体に詳しくないのでよくわからんw
夜になると観測会があってるそうで、希望者は宿まで送迎してくれるとか。
 写真にも写ってるけど、なぜか敷地内にヤギがいる・・・。そしてそこいらじゅうフンが落ちてる・・・。
というか、波照間って島内のあちこちにヤギがいるんだわ。サイクリング中に、草むらの中でロープががんじがらめになってるヤギを助けたけど、あぁ、きっとお前ヤギ汁とかヤギ刺になるんだろう、とか思って泣けてきたw仕方ないです、文化ですから。
石垣島で出会ったおっちゃんに「波照間行ったらヤギの金〇マ刺し食べておいで!」と言われたけど、ごめん、無理・・・。味がどうのとか元気が出るどうのじゃなくて、無理。(笑)
ヤギって、目が怖い(瞳孔の形が)けどかわいいよね・・・。口のまわりがほんのりピンクでめめめめってかんじで口がもじょもじょ動いてて。・・・・オラやっぱりヤギは食えねぇだー、馬刺は好きだけどー。

 波照間島についてちょっとだけ解説。波照間という名前の由来ですが「果てのうるま」うるまとは珊瑚の意味、がなまった言い方らしい。個人的には、波を照らす、とかでも美しいよなーと思ったり。
最南端の島ってことになってますが、なんでも、波照間のさらに南には「パイパティローマ」という伝説の島があるとかないとか。
・・・・・まぁ、単純に、南に行けば島はいくらでもあるよな・・・・・
とか夢壊すようなこと言わない。
島の伝統的なお祭のムシャーマといいパイパティローマの伝説といい、今でこそ日本に属してはいますが、やはり琉球文化、いやそれ以外の文化が色濃く残っているロマン溢れる島なのです。
八重山の島々はどの島も特徴があるけど、波照間もかなり面白い場所だと思う。なので、観光地化は
しないでほしいね、やっぱり。なにもない、ただ海と空がきれいでスローに過ごせる波照間だからこそ
みんな惹きつけられるわけだし。
 ひぃひぃ言いながら島をだいたい1周したところでサンセットにいい時間になったのでニシ浜に戻りましたー。夕暮れ時も美しい・・・。あ、向こう側に見えてるのは西表島だよ。
この時間になると観光客はみんな退散して、島の人たちが泳ぎに来てましたね。ないちゃーは昼間に、しまんちゅは夕方に泳ぐ。
防波堤の上でぼーっとしながらカロリー〇イトかじってたら、見かねた製糖工場のお兄さんがたがチューハイをめぐんでくださった(笑)哀れまれたのか単にフレンドリーだったのか、どちらにしろありがたかったです。そのままプチゆんたくしたけど。お兄さん達は、波照間にこの時建設中だった製糖工場の現場で働くために石垣島から出張でやってきてるとのこと。ぶっちゃけ、波照間に1ヶ月も滞在とか地獄だよww、と笑ってらっしゃった。そのへん、観光客と島の住人との考えの違いだよな。石垣島のおっちゃんも「あんななにもないとこ住みたくないよ!」と言ってたし。まぁ、私も、住むとしたら波照間は無理かな・・・せめて石垣島・・・(笑)でも実際本土から移住してきた人もいるわけだし。きっと、都会の人が波照間に1週間もいたら社会復帰出来なくなる。良い意味でアホになる。つくづく思うけど、島に移住する人って、ものすごい突き動かす何かしらパッションを島で見つけるんだろうなー。それがマリンスポーツだったり島の文化だったり、ただゆったりとした空気だったり。この前西表でお世話になった方は、西表にいい波が来るから→島の居心地がよくて帰れなくなった、という経緯だったwすごいなぁ~。
 サンセットを観にきたのに、ゆんたくしてて見逃してしまうとこだったニシ浜の夕焼け。
ここは夕焼けも最高でしたわ。昼の蒼と打って変わって暮れの紅色。ちょっと雲が多かったのできれいに夕日が沈むところまで見えなかったけど、徐々に赤からオレンジ、オレンジから黄色に変わっていく空とそれを映す砂浜の景色は忘れられないものでした。またここへ来たい、また違う色の夕焼けを見たい、そんな欲が出てくるなぁ。
 夕焼けショーを観終って帰り支度をしてたら嬉しい出会いがありました。香川からやってきたN氏というもう数十年来の波照間大好き波照間病患者(失礼w)の方と偶然出会ってそのまま飲みに行くことになった。波照間のことは彼に聞け、というか、島の人たちがみんなN氏とお友達という。すげぇ人でしたw島のこととか沖縄のこと、趣味の釣りのこと、あと私が翌日の石垣島での宿を決めてなかったんでipad貸してもらって予約したりといろいろお世話になりましたー。そして何より、連れてってもらった居酒屋がなんでも美味かった!やっぱ島で飲むオリオンビールはうまい!!これが島補正ってやつか(笑)

 滞在時間は1日にも満たなかったけど、かなり濃い時間を過ごせたわー。出来ることならこんな駆け足じゃなくてもっともっとゆっくりしたほうがいいんだけどね。1週間ぐらい滞在して海と空と島ライフを満喫したいなぁ。まさに何もしない贅沢。自分になにもさせない究極のごほうび。

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博多っ子。めでたくFTOオーナーと沖縄病・八重山病末期患者になりました。座右の銘は「人生一度きり楽しんだもん勝ち」。
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