うなぎちゃん

　昨日は寒い中わざわざ、せいろ蒸しを食べるために柳川まで行って来ました。わざわざ。いや、わざわざ
でも行く価値があるのだよ、柳川のせいろ蒸しは。友達と、柳川からうなぎを取ったら何も残らんとか大変失礼千万なこと言ってたけど、そんなことないよ！有明の珍味があるよ！ワラスボとかイソギンチャクとかムツゴロウとか・・・・・。どれも食べるのに勇気がいるものばかりですなあ。
　で、今回はというか毎回同じとこしか行かないけど、「若松屋」さんに行きました。柳川でせいろ蒸しって言ったらなぜかみんな若松屋って言うけど、そんなに有名なんだここ。それにしても私食べ物写真撮るの下手やなー。美味しさが３分の２も伝わらん（笑）
食品専門の写真家さんはすごいと思う今日この頃。長崎のトルコライスをいかに美味そうに撮るかに命をかけてる人を知ってるけど、その人の写真は本当にヨダレもんだす。まぁ、とにもかくにも、美味いんだ、ここのせいろ蒸しは。米一粒一粒にタレが染みこんでなんとも言えん香りを放ってるんだな。うなぎももちろんふかふか。
　日本人はつくづく「甘辛い」という味付けに弱い民族だと思います。蒲焼にしろ焼鳥にしろテリヤキバーガーにしろ。でも、カロリー高いんだよな～（笑）
柳川の観光超定番コースってったら、せいろ蒸し食べて北原白秋館見てお堀巡りして御花見学、ですが正直今までうなぎ以外に興味は全くなかったんですな。でもここ最近は歴史にもちょっとずつ興味がわいてきたんで御花をじっくり見たいと思ったわけですな。いま流行の歴女でひとくくりされるのはたいそう心外極まりないけど、そのおかげでいろんなことに興味がもてて視野も拡がって楽しめるのは良いことだ。むしろ、今思い悩んで自殺を考えてる人とか、いっそのことオタクになっちまえ、と思うんですが。オタクはいいよ。萌さえ見つければその瞬間から人生が薔薇色になるんだよ（笑）かく言う私は沖縄オタクです。だから沖縄が沖縄である限り永遠にオタクでいられる（笑）
　以前から御花御花って聞くけど、お花ってなんぞやと思ってましたが、ようは藩主さんの別荘みたいなもんですね。なのでここは立花さんちの別荘になるのか。資料館、洋館、料亭、お庭、宿泊施設からなるとても大きな史跡ですが、旅館経営は立花さんの末裔がやってるとか。
立花といえば宗茂公、無双3のおかげで有名になったのかな。すいません、私この人のことまったく知りません（笑）地元なのに。地元じゃ如水庵が幅利かせてるんで・・・。　でも資料館に入り浸ったおかげで
ちょっとはどういう人かわかったよ。もみあげがゴルゴってことは確かにわかった。うん。あとはウィキペディアに、「おぼっちゃん育ちで世間知らず」的なこともかかれてたな。だめじゃん。でもここの資料館の土産コーナー、明らかに歴女を狙ってか、宗茂特設コーナーがありました。正しい判断ですね（笑）宗茂さんは別に好きでもなんでもないけど、つい携帯クリーナー買っちゃったｖ実用的なもんだからいいんだよ！
　で、肝心の御花内部ですが、まぁ典型的なお金持ちのおうち、と言ったら身も蓋もないけどそんな感じです（笑）お金持ち典型の庭に贅を凝らすとことか。藩主なんだから威厳を見せるってことでは当たり前といえば当たり前か。でも、庭を見ながらダラダラダベって過ごすのは好きです。あったかかったら何時間でもゴロゴロするよ。熊本の細川さんちといい小倉の小笠原さんちといい、ゴロゴロさせる魔力があるなぁ。
あまりにも衝撃的な作品だったんでつい激写してしまったブツ。これ、御花に関係あるのかないのか、有名な画家の絵なのかそうでない人の絵なのか、とにかくよくわからんけど、廊下に飾ってあったよ。なんなんですか、このシュールすぎる絵は・・・？まゆげが・・・・ほっぺが・・・・。何からツッこんでいいのかわかりません・・・・・。私がよく落書きでこういうの描くけど、これは大真面目な絵なんだろうか（謎）これ描いた人の別の絵も是非拝見したいものです。ってかコレ誰？