自由人の遊び場。
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写真、手前に別の宿の屋根写りこんでるけど、奥です奥。
お盆休みに友達と行ったんですが、実は真夏の温泉って初めてだったんでどんな感じだろうと思ってたけど、結論。
温泉は冬にかぎる。(笑)
夏なだけに体感温度も高く感じるし、温泉でぬくもって上がると汗かきまくるんでまたベタつくし。肩まで浸かるとそのまま倒れて沈みそうになるんでひたすら半身浴してましたよ。
とはいえ、黒川温泉は人気スポットなんで、お盆明けの平日でもにぎわってました。お盆休みをずらしてとったであろう家族連れがいっぱいでどこの宿も満室っぽかったです。
今回お世話になった南城苑様は10年来の行ってみたい宿ベストだったので今回はその念願が叶った事になります。っていうか黒川の他の旅館は泊まったことあるのに何でここは泊まったことなかったんやろ・・。
場所は、旅館組合の横なので結構高台にあって見晴らしがいいです、というか今回は一番安いプランの窓のない和室で予約したんですね、ハイ。窓がないので風景は一切見えません、光も差し込みません、風も通りません。でも、この部屋がすごいおもしろい構造なんですよ!
6畳の和室なんですが、なぜか一段高くなったとこにちゃぶ台(?)があってその横の扉を開けると洗面所とトイレになってます。そして隠し扉的な扉を開けるとそこに囲炉裏端が!
先に書いたように、窓がないので換気が気になるところですが、この囲炉裏の間は天井が高くなってて、そこを壁伝いに上がると、宿の入口の横につながっているという・・。だから囲炉裏を使ったら、入口の横の庭先から煙が出てくるんでしょうね。なんとも不思議な構造。っていうか多分説明しきれてないですな。自分で言っててわからん。
この宿自体山の斜面を利用して建っているので、宿の内部も面白い構造になってます。まさに忍者屋敷宿!宿への侵入路(笑)も何箇所かあるみたいだし、大浴場や家族湯に行く時も地下に潜っていくかんじで楽しい!面白い反面、段差と坂まみれなので、高齢者の方や足の悪い方にはちと不自由かと思われます。子供は楽しいんじゃないでしょうか?私は思いっきり楽しかったですよー。
お風呂は大浴場が2つ(露天と内湯セット)と家族風呂が3つあって、一応家族風呂は制覇したぞよ。檜風呂と岩風呂と露天風呂の3種類ですが、どれもこじんまりしてるので3、4人で入って丁度いいくらいかな。夕方から夜にかけてハアハア言いながら風呂ハシゴしたさ。アホやな自分(嘲笑)大浴場の方の露天は木々に囲まれて、夜は星が眺められるので雰囲気バッチリでした。しかし背もたれにしてた岩の上を巨大な土蜘蛛が這っててめっちゃビビった。流石野趣あふれる露天風呂(笑)
残念だったのが、楽しみにしてた顔面蒸し器が故障とかで使えなかった~毛穴全開にしたかったのに~!これはまた来いってことですかな。
夕食は、山菜の前菜に始まり馬刺し、肥後牛、山女などなど、典型的な熊本の温泉宿のお食事ってかんじでした。でも味付けも量もどれも良かったです。デザートの蕎麦アイスが意外性があっておいしかったわ~。
自分で言うのもなんですが、結構な数の温泉旅館を渡り歩いてきてそこそこ舌と目は肥えたので、ことに料理に関しては意外性を求めてしまうんだなー。
熊本だったら馬刺しとか辛子レンコンが出るとか、その土地の名物を出すのは当然っちゃ当然だけどなんか物足りないというか。そういう点では、黒川より湯布院のほうがどこのお宿もこだわってるなぁと感じる。以前、阿蘇のとある旅館に泊まったとき、夕食のメインの後に(要するにデザートの前)油淋鶏が出て来た時は意外というより引いた・・。なぜにいきなり中華??後々分かったことなんですが、その宿を経営しているのが熊本の老舗の中華料理屋さんとのこと。しかしさんざん和食出していきなり中華はないだろ(笑)
まぁ、でも工夫し過ぎて玉砕しちゃった的なところもあるから、バランスが難しいですなー。明らかに私個人のわがままのような気もするけど。やっぱり黒川は素朴さが売りだからあんまり突飛なことは逆に似合わないか・・。
夕食の後は腹ごなしに夜の黒川温泉街を浴衣でブラブラしたけど、夏は湯冷めの心配がないし夜風が涼しくて快適でしたー。黒川温泉は店も夕方で閉まってしまうから夜は本当に静か。といってもあちこちから温泉のボイラーのゴンゴンいう音は聞こえるし川の流れる音も結構うるさいけど、黒川だからそれも許されてしまうのかな。黒川温泉は、それぞれの宿が部屋で、温泉街の通り道が廊下ってコンセプトらしいけど、いいな~それ。温泉街全体が協力して頑張ってる雰囲気が黒川温泉の人気を保ってるんだろうなー。久しぶりに黒川に泊まったけど、改めて良さを実感した。
そして、南城苑さんはゲストをもてなす工夫が随所にされててとても好感がもてたお宿でした。入り口横の囲炉裏端の足湯やカキ氷、蒸しパンのサービス、寝る前に部屋にお香を焚いてくれたりミントとカボス入りの冷水を置いといてくれたりと、実に細やかな、ゲストが喜ぶサービスを提供してくれました。あ、あと夕食中に記念撮影もしてくれたわ。こう、若い子達が率先して色々なサービスに取り組んでるってかんじで素敵でした。ただ一つ言いたいこと。朝ご飯食べに行ってる間に布団をたとまんといてくれ!飯が終わってからゴロゴロするのが楽しみなんじゃ!
とても良い宿でもう一回行きたいなーとは思うけど、黒川にはまだまだ温泉宿があるので次回は別の所に泊まりたいかな。ちと値は張るけど優彩あたりとか・・。ゆくゆくは全宿制覇したひ!
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