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京都にハマリ始めてまだ浅かった時、観光地の主たる寺の閉館時間のあまりの早さにたまげたことを思い出します。15時30分閉館てなんだよ!逆に沖縄だと朝がひたすらゆっくりで夜はいつま~でも、それこそ陽が昇るまで店が開いてるのでいいんだよな~。ま、ジャンルが違いますけどね。
で、最終日も前々日からの流れで朝の5時起きだったという。だって、朝早起きして夜早く食べたらその生活リズムになっちゃうのよ!そんなに早起きして何したかって?何をするでもなく外宮に散歩にいきました(笑)
朝の誰もいないであろう時間帯に写真バシバシ撮ったれと思って行ったら、人の多さに愕然とした・・・。
朝の6時よ!!君達なんなわけ!?SWってのはわかるけど、朝のこの時間であの多さはすごい・・・。
こりゃ時間が経つに連れて内宮とかおかげ横丁は凄い事になるなと思ったんで、いそいそと内宮へ向かいましただ。あ、ひと言もの申したいんだけど、内宮までのバス代なんであんな高いん??
外宮も内宮も同じようなもんかな~と思ってたけど、オーラが全然違いますね!!なんか、足を踏み入れた途端に頭が重くなる感じがした。前日長時間運転したからかもしれんけど。
さすが日本人の心のふるさと!江戸時代にお伊勢参りが流行った当時からこの風景は変わってないんだなぁと思うとなんとも感慨深い・・・。そしてこの先もそれこそ日本島が崩壊するまでもしくは地球崩壊の時までこの風景は変わらないんだろうなぁと思うとさらに感慨深い・・・。
右の写真なんて、なんにも加工してないけど神々しさで霞んどるよ。
伊勢参りに来る前に、天照さんについて散々調べたけど分からなくて、実際行けばなんかわかるやろ思ったけど結論。結局天照さんにしろ月読さんにしろスサノオさんにしろ、人間の後付の設定で、見てたら称えたくなるような自然の風景に偉大な神様を持ってきただけってことで。だから、神社でなんか感じるとかいうのはそこにある木だとか川のエネルギーなわけね。屋久島の時もそうだったけど、何千年も雨風に打たれて酸素を吸って生きてるものに凄いエネルギーがあるのは当然だと思うし、水の流れにしても地球が出来た頃からかわらず海に流れてるんだから、その力も凄いのは道理なはず。
狭野神社で感じたオーラも、参道に並んだ杉の巨木から溢れてるもんだったんだろうなぁ。いやぁ、木って凄い。だから、神=自然ってことで、神頼みする前に自然をもっと敬えってことです。災害が起こると、神の怒りだとか天罰だとかいうけど、それも原因は自然破壊だろうし。仏様とかになるとまた別の話になるだろうけど。こういう事って、みんな早くからわかってんのかな?私は今回伊勢に行ったことで理解できたけど。
とにもかくにも、今回の旅で私の神社感はかわりました。木は大事にしようねって方向に(笑)そういえばこの間なんかのニュースで、樹齢ウン百年の巨木が一番多い県は東京って言ってってすごい意外だった。腐っても帝都(失礼)。ガセじゃないよな?紀伊山地は?屋久島は?沖縄は島に行くと巨大なガジュマル君がいっぱいいるよ。
伊勢に神宮を建てた人は、ここに巨木がいっぱいあってきれいな川が流れてたからここを選んだんでしょうね。
それにしても内宮は広いな!そんなにゆっくり参拝して周ったわけじゃないのに一回りするのに1時間近くかかったわ。ところで、神社やお寺で参拝する時って、みんな何を考えてるんだろうか、というか祈ってるんだろうか?私も昔は希望大学合格できるようにだとか就職できるようにだとか祈ってた気もするが、なんか今考えたらアホらしいなーと、言葉悪いけど。塾の先生がいっつも「太宰府行く暇あるなら家で勉強しろ」って言ってたけどその通りだよな。だから最近は旅行中に朝一で神社に行って「今日も一日しっかり楽しんできます」って決意表明のようなものをするようにしてます。大きい神社であればあるほどその決意表明にハクが付くからな(笑)意地でも楽しんでやるって気になる。こんな風に考えるのはまだ自分は死ぬほどの窮地に立った事がないからだろうけど。いや、この先どんな大変なことがあろうと沖縄の海見て熊野の森を見れば切り抜けられそうな気がする!
あ、やべ!また沖縄行きたくなってきた!
出てくる頃にはさらなる人の波が押し寄せてきてたけど、本当に昼のピーク時には内宮内どうなってんだろ・・・。
内宮は参道というか境内出たらすぐに、一大テーマパーク的なおかげ横丁があって2度おいしいですな。外宮の方の参道は悲しいくらいのさびれっぷりなのに・・・。おかげ横丁はかの有名な赤福が、長いこと商売出来たのは伊勢神宮のおかげですってことで作ったテーマパークらしいけど、あの活気の半分を外宮の方にもくれよ・・・。っていうか、バスツアーとかの広告の日程見てみて、外宮行かないで内宮とおかげ横丁だけ行くツアーがあるのに驚いた。伊勢神宮行ったら外宮行って内宮行くのが礼儀だろうがよ~!不精してんじゃないよ~!外宮あっての内宮だってもんだろうがよ~・・。まぁ確かに神社に興味がなけりゃ両方行っても面白くはないかもしれんけど。
伊勢の町を歩いて思ったけど、栄えてるのはおかげ横丁だけで、外宮の参道も、駅ですら寂れてた・・・。駅前のバスセンターのあるビルなんて廃ビルのようになってたし。なんかこのギャップが酷い。
とかなんとか言いつつ、おかげ横丁をしっかり堪能したぜよ。お土産屋さんがいっぱいで楽しいし、買い食いスポットもあちこちあって何食べようか終始迷ってたゼ!初めてところてんに黒蜜かけて食べたけど、・・・やっぱり黒蜜は葛きりの方が合うと、思う。ところてんは三杯酢に青のりだよ・・・。あと、ガイドブックで見て気になってた松阪牛の串焼きも食べた!お手ごろ価格で美味しかった!だって放生会のジャンボ焼鳥とおんなじ値段!
おかげ横丁はなんでもお値段リーズナブルでかなり良いですな。まぁ、神様の御前であこぎな商売は出来ませんもんな。今回はあんまりゆっくり出来なかったけど、楽しみ方次第で1日遊べるスポットですよ。
3泊4日の那智・熊野の旅でしたが、個人的には信じられないくらい濃い内容だったと思う。初めての土地だったので見るもの全部が新鮮だったし、何より勉強になった。この年で価値観変わるってのは良いことなのか悪いことなのかわからんけど、とにかく色々吸収出来た!
それに、いつもは貧乏旅行でジャンクフードとソイジョイ生活なのに此度はかなり贅沢なもんばっかり食ったぞ。あ、昼ごはんはモスだったけどナ(笑)いや、モスはジャンクの中では最上位だぞ!
そして、記念すべきというか、近い未来絶対足突っ込むだろうな~と思ってた西国三十三ヶ所にも手ぇ出してもうた・・。那智まで行ったから必然といえばそうかな。今まで三十三ヶ所は何ヶ所か行ったけど、どこももう一回行きたいなーってとこだったから、ま、いっか。でも竹生島は相当行きにくいぞ・・・、どうしたもんか・・。来年の5月の京都は、京都というよりまた京都拠点の周辺周りになりそうだ。スルッと関西また買わなきゃ!それまでに足腰ももっと鍛えねばな!
ああ、自分寺社仏閣マニアになって良かった~、でも私の心のふるさとはいつだって沖縄(笑)
これはほんと一度はやってみたかった、若いうちに(笑)那智山を徒歩で登るときに使う大門坂の入口付近にあるお茶屋さんで衣装の貸し出しをしてて、衣装を着て夫婦杉周辺を1時間ほどプラプラ出来るコースと、本格的に大門坂を登って青岸渡寺まで行くコースとあります。まぁ、後者は気候の良い時で、ガッツのある人に限るとは思うけど。
ここの衣装の着付けは本格的でビビッた!今まであちこち観光地でコスプレしたけど、みんなかぶせるだけとかマジックテープ式とかで簡易的な衣装だったのに、ここは下着から着物用着用ですごい面白かった!赤い袴なんてもう一生着ないと思うぞ、巫女さんのコスプレでもせんかぎり。衣装自体は見た目ほど重くもないし、編み笠もしっかり固定してあるんで結構動きやすかった~。舞妓さんの時のヅラとぽっくりに比べりゃなんてことないゼ!あの時はほんと、二寧坂転げ落ちそうになったづら・・・。
そして、若い娘っこがこんな格好してりゃ写真撮られるわ撮られるわ(笑)これだからコスプレはやめられまへんなぁ!へっへっへ!この日はコスプレ人口高かったから、何も知らない観光客の人達は道中面白かったんじゃないでしょうか?さーて次は何着ようかね~。太秦で新撰組やりたいけどあそこ貸し出し賃高すぎる!!しれっと持ち込んだら駄目かな??たっぷりと平安風情を楽しんだ後はまた伊勢までえんやこらえんやこらと戻りましたさ。
ところで、那智に行く人は必ず目にすることになると思う「那智黒」の看板。私も最初は那智黒ってなんぞやって思ってたけど、あまりの看板宣伝のしつこさに、那智を後にする頃にはすっかり洗脳されてました。那智黒って単なる黒糖キャンディーのこと(笑)普通のよりは味が濃くって美味しいかな。気になったんで那智黒のHPも見に行ってみたら、黒人とばあちゃんが踊ってる変なCMがあった・・・。アレ何・・?
帰りは熊野三山のもう一つ、熊野速玉大社にもちゃんと行ったぞよ。ここは42号線からちょっと入ったとこにあるんで比較的参拝しやすかったわ。
今回の行程で熊野本宮も周るのはちときついかな~と思ってたけど、無事三山周れて那智でも充実した旅をおくれて本当に良かった!これも神のお導き也。悦!
伊勢へ戻る途中、すっごい気になる神社があったんでふらりと立ち寄ってみましたのが「頭之宮四方神社」。
なんか胡散臭いな~とか思ってたけど、ここはちゃんとした由緒のある、しかも日本では唯一の頭の宮と名の付く神社とか。なので知恵の神様として有名だそうですね。神社の説明見てたら、冷静な判断力で交通安全とか頭の病気を治す病気平癒とか、その他も商売繁盛とか縁結びとか・・・・・結局なんでもありってこってすな。ただ、境内には、飲んだら頭が良くなる水とか触ったら頭が良くなる石とか(どれも胡散臭い!)はしっかりありましたぞ。今さら頭良くなってもなぁ、要領よく世渡り上手にならなりたいが。境内歩いてて気付いたけど、なんだろう、小学生くらいの男の子連れの家族が多い・・・・。それってやっぱり、うちの子は馬鹿だからもう神頼みしかない、ってやつか?頭がよくなる水のところで、父親らしき人が息子にむかって「頭から突っ込めばちょっとは頭よくなるぞ」って言ってておかしかった・・・。子供はね、馬鹿でも要領よく健康で人様に迷惑かけないで大きくなってくれたらそれで良いんだと思うよ(笑)衝撃的な事実だけど、この神社TVCMもあるうえに着うたダウンロードサービスまであった!神社の着うたってなんだ!?ってかんじだが、多分CMの「すっきりさ~ん、すこやかさ~ん♪」ってアレだろ。最近の神社はハイカラだ!
そしてこの日の夕ご飯、俗世の食べ物・・・。相当楽しみにしてた松阪牛の焼肉だす。と言っても松阪牛はカルビとユッケしか頼まんかったけどな。
幸せはむさぼりすぎてはいけないのだよ。貧乏人の戯言ですが。
お邪魔したのは三重では結構有名らしい一升びんって焼肉屋さんですが、ここの松阪の店舗は回転寿司ならぬ回転焼肉(笑)それはそれで面白そうだけど松阪だから高い皿ばっか流れてくるんかな~。で、松阪牛様のお味はたいそう美味でございました。悦。流石一切れ¥260。そう考えると高ぇなーー!ステーキになると万単位だもんな!沖縄のジャッキーステーキ思い出したけど、比べる時限が違いすぎますな・・・。10食分くらいいけるぞ・・。ここのお店は基本味噌ダレで九州人にとっては若干抵抗あったけど、食べてみると意外とあっさりしてて美味かったわ。たらふく食べて8時頃出る時には、店の松阪メニューが全部売り切れてた・・・。ロビーには待ちの人がわんさかいたのに。早めに行って本当によかった!
今回の旅で、出会う人に博多から来ました~って言ったらみんなかなりびっくりしてたけど、やっぱり三重からしたら九州は辺境の地で、九州人からしても三重って謎の国なんだろうな~と思った。九州から三重に行く時って距離的には名古屋とか東京より近いはずだけど、交通の便の悪さがそう感じさせるんかな。塩釜行った時福岡から来たって言ったら死ぬほど驚かれたなぁそういや。中国行って日本から来ました~て言っても驚かれんしニセモノつかまされそうになるだけだけどな(笑) 四につづく
そんな那智の滝に30を前にして行けて、しかも宿坊に泊まれたというのは本当に悦の境地!
嬉しいとか有り難いとか恐れ多いとかそれ以上の気持ちでもう無の境地!
で、そのお世話になった宿坊が、青岸渡寺の尊勝院様です。
青岸渡寺は西国三十三ヶ所の第1番のお寺で、その横には熊野三山の那智大社も並んであります。宿坊の尊勝院はその昔は、熊野詣に来た天皇や皇族専用の宿泊施設だったとか。なんとも恐れ多い・・・。
それはそうと、2日目は那智に着いたのが16時過ぎだったのに関わらず、那智の滝周辺はもの凄い人手だった・・・。世界遺産だからってのはわかるけど、正直なえる・・。土産物屋があってその周りのパーキングに列を成して車が順番待ちしてるの見るとなんだかな~。私は宿坊専用の駐車場に悠々と止めれたけどな。しかしその入り口が分からず結構迷った!
そんな周りの喧騒とは違って、宿坊内はとっても静かで居心地のいいところでしたよ~。京都のおっきなホテルみたいな宿坊と違って、こう、お寺に泊めてもらってる感じ。
部屋は2人で泊まるのには十分の広さだし、障子の向こうは廊下になってて、他の部屋とも自由に行き来できるオープンさが素敵(笑)話ダダ漏れ!そして廊下越しには那智の山々と那智の滝が見えるというなんとも贅沢でありがたいシチュエーションでもう鼻血出そうだ!
ちょっと自慢。この写真、よく雑誌とかパンフレットで使われてるアングルだけど、これって尊勝院の大広間もしくは廊下からしか撮れないアングルなんだべさ~。でっへっへ~。
プロの写真家さんとかがわざわざ撮りにくるらしい。那智の滝がすごいって言っても、この三重の塔ありきって感じになってるもんなー。確かに滝だけ写したらちょっと物足りなかった。
すっごい画になるアングルだったから調子にのって20枚近くおんなじような写真撮ってもうた!夕方の那智、朝焼けの那智、日が昇ったあとの那智・・・(涎)今回は残念ながらデジカメでの撮影だったけど、次は絶対一眼で撮るどー!!
話は戻って宿坊についてですが、夕飯は17時30分から(笑)早いと驚いてはいけません、これが日本人の古来よりの生活サイクルなのです!
日が昇ったら目を覚まし暗くなったら寝る、はじめ人間的というか。一体いつから日本人は夜更かしになったんだろう。
夕飯はお寺なんで精進料理かと思いきや、立派なマグロの刺身とかカツオのたたきとか出ました(笑)さすがに肉は出なかったけど。でも下手な旅館よりも素材にこだわってたり、調理方法が工夫されてあったりしてすっごい美味しかった!何より、宿泊者が揃ってから全員で頂きますって手を合わせてから食べるのがなんだかくすぐったくて懐かしくて面白かった。食後の後片付けとかも楽しい経験。
食後は広間で熊野についてのビデオの上映会とかあったみたいだけど、人のいない間に風呂に入りたかったんで早々に部屋に撤収しました。この日は満室御礼だったっぽいけど、クチコミによると、宿泊客が少ない時とかは広間で宴会することもあるとか。ていうか寺で飲酒はやめなされ!
風呂からあがって寝るまでの間、廊下で友達と菓子食べながらずーっとダベってたよー。夏は廊下はずっと網戸にしてるんで虫の声と山の風がとっても心地いい。冷暖房がないから真夏と真冬はキツイと思うけど。
ちなみにこの日就寝したのは21時過ぎでした(笑)早いと驚いてはいけません!次の日は朝の5時からお勤めがあるのです!したがって起きるのは4時30分!宿坊に泊まるとはつまりこういうこと。
眠る時に、網戸越しに虫の声と、その奥に那智の滝の流れ落ちる音が聞こえてきてすごく心地よかったのを覚えてるわ。ただ、枕が硬かったーー・・・。そして、夜中にとなりに泊まってた人の寝言が聞こえてきて吹いた。「そうそう、そんな感じ」って・・・。どんな夢を見ているんだい、お嬢さん?
翌朝は4時半に起床後はりきってお勤めをしに本堂へ向かいましたー。朝の空気の清々しいこと!そしてまだ星がでてるけど那智の山の向こう側が少しだけ茜色になってて、空の紺色との対比が美しいこと!
お勤めは30分ほどで、法話も特にはなく、終わった後にお供え物のお菓子を頂けた(笑)この日は桜ゼリーでした。なんかもったいなくてまだ食べてないや。来年の桜が咲く頃食べよう(笑)
お勤めの後は6時30分からの朝食までフリーダムなんですが、お勤めに参加することのいいところは、誰もいない境内を散策できる!これにつきるでしょう。
そして、ありがたすぎる御来光。毎日変わらず起こっている日の出だって、シチュエーション次第で目玉零れ落ちるぐらいまぶしい光景に見える・・・。横にいたおばさん拝んでたし。ほんと拝んでも惜しくない光景だわ。そして私はまた何十枚もおんなじような写真撮ってた(死)
色んな宗教が太陽信仰してて、日本も天照さんは太陽神なわけで、太陽をありがたいって思う気持ちはずーっと昔から変わらない、地球上の人間としての根本的な考え方っていうのをヒシヒシと感じた。
そんなありがたい場所でやったくだらなすぎて泣けてくる遊び。那智の御滝が脳天に降り注いでる・・・・。結構ベストショット(笑)
朝からハイテンションで動き回ったせいでかなり空腹になって朝食も美味しく頂けました~。ほんとに、朝食も旅館のより工夫されてて、味もやさしくて美味い!巾着にうどんが入ってるのなんて初めて食べた!お味噌汁も具沢山でおいしかった~ゲフゥッ!
この日泊まってた人の中には何組か熊野古道を本宮に向かう人もいてお弁当を用意してもらってたけど、すごいな~~。なんかかえって、富士山登山よりもこっちの方が凄いように思える。自分もいつか熊野古道を歩いて周りたいものだ。健脚のうちに。
食後はずーっとお寺の参道を下って那智の御滝の真下まで行ったぞ!!ホントにすっごい真下まで行けた!有料で(笑)¥300也。言うまでもなくマイナスイオンがそこらじゅうに満ちてました。悦。でもなんだろう、遠くでみるほど大きさ高さは感じなかったな。いや、十分に立派な滝なんだけど。なんてったって那智の御神体ですし。
滝つぼまで下ってきたんで、宿坊への帰りの道は地獄だった・・・。車道を行っても山道を行ってもいばら道。宿坊に着くころには汗だくになって腹もすき始めたってもんだーまだ8時なのにー(涙) 参につづく
思い起こせば、伊勢・熊野の旅に出る直前に放生会でひいたおみくじは大吉で、旅行運は「目的を達し悦を得る」でした・・・。まさにその通りの旅だったことに、無神論者の(オイ)私も神のお導きを感じずにはおれませなんだよ。俗世に戻ってくると旅をしたのが夢の中の出来事のようで、デジカメのメモリを見てやっと「ああ、こんなとこに行ったんだ」と人ごとのように思うあたり結構やられちゃってる感じ。
無事に帰還したことを師匠に連絡したら「有意義なSWでしたね」ってお言葉をもらったけど、ほんとに有意義どころじゃない旅をしたな~って後から足に震えがきただす。
さて、今回はお伊勢さんと那智の滝がメインの旅行だったんですが心配してた台風も見事に反れてくれてお天気にも恵まれました。ほんとのとこいうと、伊勢に行く時は小雨になってくれないかなーって思ってたけど。なぜかって、雨の伊勢は早朝は霧が立ち込めて物凄く神秘的な雰囲気になるって聞いてたからそれを見てみたいなと思ったんで。でも神様はそこまではサービスしてはくれなかったナ。贅沢言ってすんまそん。
初日の行程は、飛行機でセントレアへ飛んで、船で津に渡って、近鉄で伊勢に入ったけど、予想外にセントレア空港内が面白かったことと、予想外に津が何もなかった(すいません)ことにビビッた・・・。
セントレアめ、あなどっておったわ・・。あんなに色々あるならもうちっと飛行機の時間ずらしたのに!
伊勢についたのはもう夕方だったからあんまりゆっくりは参拝できなかったけど、やっぱりどこの神社・神宮とも違うオーラが漂ってるな~と。
来るものを拒まずどっしりと構えてる感が、まあ当たり前だけど。無意識に背筋がピンと伸びますな。あと、ちょっとショックだったのが、御朱印をもらう時に、今まで伊勢神宮の御朱印は朱印帳の一番最初に押してもらうんだよって暗黙の了解だと思ってたのに、社務所の人に逆に「そうなんですか??」って聞かれた。・・・・、確か京都のどこだったかの神社でそんな風に教えられたんですけど・・・・。結局の所、外宮と内宮が並びで押してあるのが理想のかたちで、一番最初とかは関係ないそうな。なんだそりゃ。っていうかそういう風に信じてる人結構いると思うぞ。都市伝説か??
泊まったホテルが外宮の参道沿いにあったんで2日目の朝と4日目の朝も散歩がてらお参りに行ったけど、さすが伊勢神宮、早朝にも関わらず人が多い!連休の影響もあるだろうけど普通の観光地ならありえない時間帯に人がうじゃうじゃおるのよ!朝の7時に!みんな凄い信仰心だな!時間が経つにつれて人口密度も高くなりそうだったんで、その日はそそくさと旅の安全祈願だけして次の目的地に向かいました。
自分は根っからの九州人なんではっきり言って紀伊半島は未知の世界。三重・和歌山なんて四国に次ぐ謎の国(住んでる人ごめんなさい)。なのでもちろん伊勢から那智までの距離感がまったくつかめなかったけど、道中は見たことのない景色がたくさんあってとても楽しめたっすよ。法定速度でたらたら行ったから4時間くらいかかったんかな。
熊野市にある七里御浜は本当に美しかった・・・(溜息)なんだろう、太平洋側なのに海の色がものすごいエメラルドブルーでここは沖縄かって錯覚に陥る場所だった。その日の太陽の加減にもよるんだろうな、次の日見た時はそんな色じゃなかったし。ただここ、恐ろしく波が荒い!
あんまり綺麗だからはしゃいで写真撮ってたんですが、油断したら波にのまれた・・・・、この写真撮った直後に(涙)
波にのまれながらもデジカメと携帯は必死に守った自分は凄いと思った(笑)そうでなくても、浜辺の石の素晴らしいほどの丸みを見ればどんだけ波が荒いか分かるってもんだ。つるつるのぴーかぴか!!宮崎の一ツ葉も結構波荒いけどここはその比じゃなかったな~。海って美しいけど怖い!ぐちゅぐちゅの靴履いてびちゃびちゃの靴下振り回しながらそう改めて思ったよ・・・。
まさか熊野に行って波にのまれてずぶ濡れになるなんて予想のぶっちぎりで範囲外だった・・・(泣)
ちなみにここ、日本の色んな百選に選ばれてたり、ウミガメの産卵地だったりととても有名な海岸とのこと。偶然だけどとっても爽快な景色を拝めて悦でした(笑)
その後は一路南へ向かい途中新宮から本宮へと入り熊野本宮大社へ行きましたよ~。憧れの熊野本宮!ヤタガラス!足が三本!霊験あらたかな聖地なので静まり返ってるかなーと思いきや、ここも観光客で溢れてた・・・。本当に日本人ってやつはどこにでも溢れてるんだから・・・・・。ところで熊野三山の霊鳥のヤタガラス、私勝手に、その昔奇形のカラスを見た人が勝手に神の使いだと決め付けた、なーんて解釈してたけど、もちろんそんなわけありません。足が三本なのはちゃーんと理由があって、熊野三党を指すとか、天地人だとか、三徳だとか諸説あるみたいですね。私はてっきり奇形か突然変異かと・・・。三山はどこに行ってもヤタガラスグッズで溢れてて、信仰心がなくても購買意欲をかきたてられるわ。ステッカーやらピンバッチやら買い漁ってしもたわ!下手なゆるキャラよりヤタガラスグッズの方が売れまくってる事実。でも、以前から欲しかった牛王神符ゲット出来たんで悦!牛王神符は単なるお札じゃないんですよ~。いうなればオールマイティーお札。火災・盗難・病気なんでも災難から守ってくれるすごいお札なんです!今なら1枚¥500!たった¥500であなたの安全は保障される!って感じです。(変な宣伝は止めろ)でもこの牛王神符って、よく調べてみたら、安全のお守りというよりも、誓約書的な使われ方のほうが多くされてきたそうですな。約束破ったら血を吐いて死んで地獄に落ちるんだとか。なんかもう脅しに近いよ・・。まあ、昔の人のほうが信仰心は熱かっただろうからある意味脅威といえば脅威。秀吉さんが御臨終近いときに五大老に息子への忠誠を誓わせる誓約書としても使ったとか。
・・・家康さんは誓いを破ったけどピンピンしとりましたな。うん。・・・・・。
まぁ、とにかく、御由緒正しい色々と有り難いお札ってことです。デザインもかわいいしね。
熊野本宮大社は今あるのは洪水で被害をうけた後に移動した場所ですが、以前あった大斎原にある大鳥居は凄い!めちゃめちゃ巨大!!平安神宮のもデカイと思ったけどそれ以上や!
写真じゃ大きさの比較がイマイチだけど、とにかくデカイです。日本一の鳥居とのこと。どうやって建てたんだろ。もう、背景の山並みに大きい・・・。緑の山と田園風景の中に突如現れるんでかなりびっくりしますよ。鳥居の奥の森の中が、もともと本宮のあった場所だけど、今はもちろん何もなくて、言い方悪いけど空き地。ただ、聖地なので写真撮影は禁止になってたな。いや、何もないから写さないけどさ。
SWで観光客でにぎわっていたけど、何もない平日なんかはきっと静かで穏やかな所なんだろうなー。神社のオーラうんぬんじゃなくって、山や森に囲まれて自然の雄大さを感じて称える、そんな古代信仰の原点的な場所でした。悦。 弐につづく
正直那智の滝なんて福岡からは気の遠くなるようなところにあって、実際自分が行くことはないだろうな~と思ってた場所なのに、そこに行くだけでなく泊まれるなんて考えただけでも鼻血出そうじゃ。
やっぱり思い立ったら吉日ですな。即行動に移すべきだ。
那智に比べて伊勢のほうがまだ交通の便の良いところにあるから、多分この後も何回か行くことになるとは思うけど、那智はそうはいかんよなー。熊野三山巡りもする予定だからそれも楽しみ・・・・。
一日本人として、寺社仏閣好きとして、何かしら感じ取る事が出来ればそれで良し。何も感じ取れなければ修行が足りんってこっちゃ。なので、今の心境は期待と不安でもんもんしてますだ。
ところで、伊勢神宮に関しては少々勉強しましたが、どうしても解せんのが「何で天照大御神が一番偉いのか」
って疑問なんですが、そもそも神話でいうところの神生みでは天照さんは一番に生まれたわけでも一番最後に生まれたわけでもないのになんで一番偉いかがよくわからん。その件については私の神学の師匠とも問答したけど、色んな説があって何が正しいか分からんらしい。そんなよく分からん神を日本人はよく最高神として崇められるよな~って疑問ばかりです。微妙にだまされてる感がせんでもないぞ(笑)
他の神様達は人の形にならなかったからとか、その時代は女神が一番偉かったからとか、朝鮮から入ってきた人達が太陽を神としてたからとか、結構どれもこじ付けっぽい・・・。でもまあ、それでこそ神話の世界。
考えても堂々巡りなんで、あんまり考えんと天照さんの威光を感じ取ってこれればいいか。
あとは地味に松阪牛が楽しみ、ぐふふ。松阪牛の味噌付はお歳暮で毎年もらうけど、ちゃんとした食べ方したことないからどんな味なんか楽しみだわ。大東園とどっちが美味しいかしら?
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